田中ゼミ、「(株)ホンダモビリティ近畿」との連携プロジェクト始動!(その2)

2025.07.25 NEWS

本学が参画する「一般社団法人大学都市神戸 産官学プラットフォーム」(以下:産官学プラットフォーム)の産官学連携プロジェクトとして、経営学部の田中ゼミ(3年次生)と、新たに企業会員として参画した「株式会社ホンダモビリティ近畿」(本社:大阪市北区南扇町7-31、以下:(株)ホンダモビリティ近畿)が取り組む企業課題解決のための対策を提案する発表会が7月17、18両日、ポートアイランド第1キャンパスで開催されました。初めての顔合わせでしたが、ゼミ生等が「自動車ディーラーにおける若者の車離れ対策および環境保全」をテーマに、前期を通じて考えた対策を発表しました。

産官学プラットフォームには、神戸の大学・高等専門学校と行政、企業・団体が参画しており、神戸の将来を担う人材の育成や、大学等の教育研究資源を活用して、地域や産業界に貢献することを目的としています。田中教授は、当プラットフォームの設立委員および常任幹事を務めました。

(株)ホンダモビリティ近畿は、兵庫・大阪・京都・奈良・和歌山に、120の事業所を有し、ホンダ車の新車・中古車販売、自動車整備、部品・用品販売等の事業を展開しています。ゼミ生等は、3つ(A・B・C)のグループに分かれて発表し、同社に加えて、特別会員の「損害保険ジャパン株式会社」、行政会員の神戸市の担当者が参加しました。(詳しくは関連サイト・関連ニュースをご覧下さい)

まずCグループが7月17日(木)2限、「若者の車離れ対策」をテーマに、ホンダのカーシェアリングサービス「Every Go(エブリ ゴー)」を活用する対策を提案しました。次にAグループが3限、同じく「若者の車離れ対策」をテーマに、ホンダのサブスク「Honda ON(ホンダ オン)」を活用する対策を提案しました。(サブスク(サブスクリプションの略):定期的に料金を支払い、車の使用権を得ること) この日の昼休み、田中教授と企業・行政からの参加者で、レストラン・ジョリポー(B号館1階)にて、ランチ・ミーティングを行い、それぞれ意見を交換しました。そして、2日目の7月18日(金)2限、Bグループが「車と環境保全:エコカー・水素スマートシティ構想等」をテーマに、神戸市の「水素スマートシティ構想」の下で、電気自動車や水素自動車の試乗体験会の開催などを提案しました。

田中教授は、「前期のグループワーク・発表会でのプレゼンテーション等を通じて得た知見を生かし、後期に向けて各自、『社会貢献・地域貢献:自動車ディーラーに出来ること』を考察・検討するように」とゼミ生等に指導しました。

因みに、田中ゼミでは2020年度、神戸市の仲介により、自動車ディーラーの「ネッツトヨタ神戸(株)」と連携し、自動車販売のマーケティングや地域貢献に関する研究に取り組みました。当時の経験を生かしながら、今回も企業や社会が直面している問題・課題の解決策を探究していきます。

  • (株)ホンダモビリティ近畿:本社

  • Cグループ:プレゼン(7/17:2限)

  • ランチ・ミーティング:ジョリポーにて

  • Aグループ:質疑応答(3限)(右端:田中教授)

  • Bグループ:プレゼン(7/18:2限)

  • 上席執行役員(左端):講評

  • 地域貢献イベントに参加(2020年度)

  • 電動車いす:試乗体験(2020年度)