田中ゼミ、「(株)ホンダモビリティ近畿」との連携プロジェクト実施!(その2)

2025.12.26 NEWS

本学が参画する「一般社団法人 大学都市神戸 産官学プラットフォーム」の産官学連携プロジェクトとして、経営学部の田中ゼミ(3年次生)と、企業会員の「株式会社ホンダモビリティ近畿」(以下:(株)ホンダモビリティ近畿)が取り組む企業課題解決のための対策を提案する発表会が12月18日と19日、ポートアイランド第1キャンパスで開催されました。このプロジェクトは、前期からの継続ですが、後期は、本年10月から毎月、この様な発表会を開催しています。(関連サイト・関連ニュース参照)

ゼミ生等は、3つ(A・B・C)のグループに分かれて発表し、(株)ホンダモビリティ近畿に加えて、特別会員の「損害保険ジャパン株式会社」、行政会員の神戸市の担当者が参加しました。各グループとも、それぞれのテーマでプレゼンテーションを行った上で、参加者との質疑応答を経て、その後、ゼミ生と(株)ホンダモビリティ近畿の若手社員が一緒に、プレゼン内容の「ふりかえり」(反省・課題・解決等)と、次のテーマ設定について、ディスカッションを行いました。

先ずCグループが12月18日2限、「地域連携モデルの構築-移動支援を中心とした街づくり」をテーマに、ディーラーを拠点とした「地域モビリティ・プラットフォーム」の構築を提案しました。具体的には、上記のプラットフォーム(第三者どうし(自治体・事業者・地域住民等)を結び付ける共通基盤)を通じて、地域貢献イベントの開催、地域における交通安全の確保、非常時・災害時での支援などを実践していく事を提案しました。

次にAグループが3限、「Honda+(プラス):現代社会の問題に向き合う」をテーマに、現状の問題点として「若者の車離れ」「高齢化社会」「環境問題」を挙げ、それらの解決策として、高齢者の移動依頼に応じて若者が送迎サービスを行う(Honda+)、地域交流(充電・送迎予約・交通相談)の場として「EVステーション」を設置する、などを提案しました。

2日目の12月19日2限、Bグループが「EVを活用した地域活性化と災害に強い街づくり」をテーマに、地方観光や防災とEVの課題を析出し、それらの解決策を提案しました。具体的には、地方観光でEVを使用する人に、施設で特典を受けられる「EV観光パス」を自治体と共同発行する、充電可能な施設を掲載した「観光ロードマップ」を配布する、EVの防災活用を伝えるWebCMを制作し、公共交通機関で放映する、などを提案しました。(一般家庭(停電等)の場合、EV(電気自動車)から、3日ほど電気の供給が可能)

因みに、田中ゼミでは11月16日、「ホンダカーズ兵庫フェスタ」に参加しました。その目的は、来場者へのアンケート調査や、スタッフ・関係者等との対話、そして、運営状況の観察から得られた情報や知見を、自動車ディーラーのマーケティングや地域貢献に関する研究に生かすというものです。(関連ニュース参照)

今後は、来年1月15日に各グループ、これまでのプレゼン内容の集大成をテーマに、全グループの合同発表会を開催する予定です。

  • Cグループ:プレゼンテーション(田中教授:右端)

  • ゼミ生と社員(右側)のディスカッション

  • Aグループ:プレゼンテーション

  • プレゼン資料

  • Bグループ:プレゼンテーション

  • 上席執行役員(奥:左から二人目)の講評

  • 「ホンダカーズ兵庫フェスタ」に参加*

  • *ラジコンカー操縦体験