田中ゼミ、「(株)ホンダモビリティ近畿」との連携プロジェクト実施!
本学が参画する「一般社団法人 大学都市神戸 産官学プラットフォーム」の産官学連携プロジェクトとして、経営学部の田中ゼミ(3年次生)と、企業会員の「株式会社ホンダモビリティ近畿」(以下:(株)ホンダモビリティ近畿)が取り組む企業課題解決のための対策を提案する発表会が10月23日(木)及び24日(金)、ポートアイランド第1キャンパスで開催されました。このプロジェクトは、前期からの継続ですが(関連サイト・関連ニュース参照)、後期は、本年10月から来年1月に掛けて毎月、この様な発表会を開催する予定です。
ゼミ生等は、3つ(A・B・C)のグループに分かれて発表し、(株)ホンダモビリティ近畿に加えて、特別会員の「損害保険ジャパン株式会社」、行政会員の神戸市の担当者が参加しました。各グループとも、それぞれのテーマでプレゼンテーションを行った上で、参加者との質疑応答を経て、その後、ゼミ生と(株)ホンダモビリティ近畿の若手社員が一緒に、プレゼン内容の「ふりかえり」(反省・課題・解決等)と、次のテーマ設定について、ディスカッションを行いました。
先ずCグループが10月23日(木)2限、「高齢者の交通安全と移動支援の両立」をテーマに、ディーラーを中心とした「地域モビリティ・プラットフォーム」の構築を提案しました。具体的には、ディーラーが提供するプラットフォーム(第三者どうし(自治体・NPO・事業者等)を結び付ける共通基盤)を通じて、高齢者や地域住民に移動支援を行うというものです。そして、次のテーマとして、高齢者や地域住民の交通安全意識や環境意識を高める施策について、検討しました。
次にAグループが3限、「若者の車離れ対策」をテーマに、ホンダのカーシェア「Every Go(エブリ ゴー)」やサブスク「Honda ON(ホンダ オン)」を活用し、ホンダのブランド・ロイヤルティ(特定のブランドへの忠誠心)を高める方策を提案しました。(サブスク(サブスクリプションの略):定期的に料金を支払い、車の使用権を得ること)そして、次のテーマとして、若者の車離れ対策と高齢者支援を結び付ける施策について、検討しました。
2日目の10月24日(金)2限、Bグループが「環境保全と災害への備え」をテーマに、電気自動車や水素自動車を展示・説明(災害時に停電した際、電気自動車のバッテリーで電力供給)するイベントの開催を提案しました。そして、次のテーマとして、環境保全(電気自動車等)が地域創生に繫がる施策について、検討しました。
因みに、田中ゼミでは2020年度、神戸市の仲介により、自動車ディーラーの「ネッツトヨタ神戸(株)」と連携し、自動車販売のマーケティングや地域貢献に関する研究に取り組みました。当時の経験を生かしながら、今後も企業や社会が直面している問題・課題の解決策を探究していきます。
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Aグループ:プレゼンテーション
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Aグループ:上席執行役員(手前)のコメント
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Cグループ:ゼミ生と社員のディスカッション
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Cグループ:プレゼン資料
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Bグループ:「ふりかえり」ゼミ生のまとめ
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Bグループ:「次のテーマ」社員のまとめ
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地域貢献イベントに参加(2020年度)
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メカニック体験(2020年度)