経営学部の田中教授が「楽農アカデミー」2期生に講義しました
経営学部の田中 康介 教授が1月11日(土)、「楽農アカデミー」2期生に(有瀬キャンパス9号館4階944講義室)、「経営戦略としてのマーケティングとブランディング」というテーマで講義しました。そして、田中教授に続き、「神戸の伝統野菜保存会」の渡部 啓史 代表も、「日本の食料・農業の現状と伝統野菜について」というテーマで講義しました。
「楽農アカデミー」は、本学とJA兵庫六甲、神戸市が共同企画した産官学連携プログラムです。新規就農促進のために神戸市が創設した「神戸ネクストファーマー制度」を活用して、新たな農業者を育てることを目的としています。尚、本プログラムは、「大学都市神戸 産官学プラットフォーム」のリカレント教育(社会人の学び直し)として認定されています。(詳しくは関連サイトをご覧下さい)
この日、田中教授は、生産物をいかに販売し顧客を満足させるかについて、マーケティングとブランディングの方法論に基づき、受講生に説明しました。(マーケティング:商品やサービスが売れる仕組みを作ること、ブランディング:商品やサービスを通じて自社の価値やイメージを認知してもらうこと)
一方、渡部代表は、日本の食料自給率の低さや農業従事者の高齢化、農薬使用量の多さを指摘し、有機肥料のメリットや農作物(伝統野菜を含む)の収益性を上げる方法について説明しました。そして、各テーマ・講義内容について、活発な質疑応答・意見交換がなされました。
最後に、田中教授と渡部代表は共に、教示した方法論が受講生の成功に繫がることを願いました。(伝統野菜とは、その土地で古くから作られてきて、 採種を繰り返していく中で、その土地の気候風土に合った野菜として確立されてきた物:農林水産省ホームページより)
尚、経営学部の田中ゼミでは、「神戸の伝統野菜保存会」と連携し、伝統野菜を使用した食品(ジャム・カップケーキ・野菜スープ等)の開発・販売に取り組みました。(詳しくは関連ニュースをご覧下さい)