田中ゼミ生等が「アイナックフットボールクラブ(株)」にSNSの活用法を提案しました
本学と「アイナックフットボールクラブ株式会社」(安本卓史 代表取締役社長:女子プロサッカーチーム「INAC神戸レオネッサ」の運営会社)とのパートナーシップに基づくカレッジプログラムとして、田中ゼミと柳ゼミの学生(3・4年次生)が合同で、INAC神戸レオネッサの観客動員数(特に若年層)増加のための戦略策定に取り組みました。
本年6月に安本社長の講義、7月に選手等とのグループワーク、10月には集客戦略のプレゼンテーションを実施しました。詳しくは、関連サイト・関連ニュースをご覧下さい。
田中ゼミでは、取り組みの最終段階として、12月21日にゼミ生等(3年次生16名)が、SNSの活用法を提案(レポートを提出)し、安本社長からコメントを頂きました。以下は、主なゼミ生の提案内容と安本社長のコメントの要約です。
(1) 男子ゼミ生
自分のインスタグラム、Twitterを使い、若者がどのような動画をよく見ているのか、アンケートを行った結果、面白系の動画が圧倒的に多い事が判りました。では具体的に、どのような方法が良いのかというと、サッカー関連の動画投稿の頻度を抑え、面白クリエイティブな動画の作成を提案します。例えば、選手が監督に挨拶する際、新人がタメ口で挨拶した所を監督がツッコむ、という様な、チーム日常“あるある”を面白おかしく動画にしたものが良いのではないかと考えます。
安本社長のコメント
アンケート調査までして頂き、有り難うございます。また、頻度を下げて、コンテンツの価値を上げる提案も、非常に理に適っておりますし、具体策も含まれていて、参考にさせて頂きます。
(2) 女子ゼミ生
集客拡大のため、まずINAC神戸だけでなく、WEリーグの認知度を高める事が重要と考え、その上で新規サポーターを獲得する方法を考えました。それは、TikTokを上手く活用するという事です。具体的には、「#みんなが主人公」を合言葉に、試合中の選手や応援しているサポーターの姿を、スマートフォンでサポーターに撮影してもらい、試合後にTikTokに投稿してもらいます。そして、この合言葉が付けられた投稿を、ウィンターブレイクを境に前半・後半に分けて集計し、「いいね!」数が多い上位10名に、選手のサイン入りグッズをプレゼントするというものです。また、観客が入場する際に、「TikTokに投稿しよう!」という内容(TikTok動画の作り方のリンクも掲載)のチラシを配ったり、スタジアム内の電光掲示板に投稿を促す動画を流したりする事で、「#みんなが主人公」が浸透し、投稿する人が増えるのではないかと考えました。
安本社長のコメント
#みんなが主人公、これを使ったキャンペーンは面白そうですね。目の前のキーワードを使った提案、有り難うございます。
(WEリーグ:Women Empowerment Leagueの略称。この名称には、日本に「女子プロサッカー選手」という職業が確立され、リーグを核に関わる私たち#みんな(WE)が主人公として活躍する社会を目指す、という思いが込められています。)