大学院生(経営学専攻)、頑張っています(その2)

2025.07.30 NEWS

今年度(4月)、本学の大学院経済学研究科(経営学専攻:修士課程)に、4名の院生(経営戦略論:1名、マーケティング論:2名、財務会計論:1名)が入学しました。

曽 倚嵐(ソウ イラン)さん(経営戦略論:田中研究室)は7月22日(火)、「経営戦略論演習」で、修士論文の進捗状況について報告しました。

テーマは、「伝統的自動車メーカーと新興電動車メーカーの経営分析-技術革新とビジネスモデルの対立と融合」で、その研究目的は、世界的な脱炭素化の潮流の中で、自動車産業は電動化への転換が求められ、産業構造の変化が加速している点に着目し、その中で特に、中国の新興電動車メーカー(BYD)と従来の自動車メーカー(トヨタ自動車その他)の事例研究を通じて、自動車産業における今後のグローバルな経営戦略の方向性を考察するというものです。

本学の大学院経済学研究科は、修士課程と博士後期課程の2つの課程を提供しています。修士課程には、経済学専攻と経営学専攻の2専攻があり、博士後期課程では、経済学専攻の中に、経済学分野と経営学分野の2分野が設置されています。

本研究科では、多様なニーズに応えるため、充実したカリキュラムを構築しています。経済学専攻では、「基礎理論、歴史、応用理論、政策、法学関連」の科目領域を、経営学専攻では「経営学、会計学、経営科学、法学関連」の科目領域を提供し、院生は目的に応じた多様な授業科目を履修する事が可能です。そして、指導教員による研究指導により、修士課程では修士論文、博士後期課程では博士論文を作成し、審査や試験に合格すれば、それぞれ修士号、博士号の学位が授与されます。

本研究科の修了生は、実業界の専門家、大学の教員や研究者など、様々な分野で活躍しています。留学生には、日本との合弁企業で活躍する人や、出身国の大学で教鞭を執る人もいます。院生各自が将来の目的を達成し、様々な分野で活躍する事を期待しています。

  • 左から:曽さん・田中教授

  • 経営戦略論演習:研究指導

  • 経営組織論特殊講義:福井教授(右端)

  • 国際経営論特殊講義:藤原准教授(右から2人目)