土曜公開講座「私たちのくらしとデータサイエンス」開催

2023.06.29 NEWS

本学は、「真理愛好・個性尊重」の建学の精神の下、大学における教育研究の成果を地域に還元する事を目的に、「土曜公開講座」を1976年から開催しています。第1回は、栄養学部の創立10周年を記念して開催、そして、1980年度からは毎年、春と秋に開催しています。

2023年度は、経営学部に「データサイエンス専攻」が新設されたのを機に、第85回春期土曜公開講座は「私たちのくらしとデータサイエンス」をテーマとして開催(全5回)、経営学部の教員が解り易く説明しています。(詳しくは関連サイトをご覧下さい)

初回は5月13日(土)、小川 賢 教授による「What’s データサイエンス」を開催し、106人が参加しました。小川教授は、データとは数値だけでなく、文字情報、記号、更には音楽や絵画といったものまで含まれ、それら様々なデータを上手に扱って生活をより良いものにしていくのがデータサイエンスであると説明しました。

2回目は5月20日(土)、伊藤 健 教授による「ネットワークでお悩み解決 -すごいぞ〇〇マップ-」を開催し、94人が参加しました。伊藤教授は、カーナビを例に挙げ、目的地までの最短経路を瞬時に見付ける計算方法などについて説明しました。

3回目は5月27日(土)、齋藤 政彦 教授による「古くて新しいデータサイエンス」を開催し、80人が参加しました。齋藤教授は、「データ」とは事実や事柄を数字や文字で現したものであり、「情報」とはデータを整理し意味や価値を付加したもので、更に「知識」とは情報を分析して問題解決に役立つように蓄積したものであり、「知恵」とは知識を基に、価値を創造する力であると説明しました。

4回目は6月24日(土)、大角 盛広 教授による「でたらめなのに法則が!? -目からウロコの確率統計-」を開催し、91人が参加しました。大角教授は、世の中には偶然に支配される現象が多々あり、その偶然を扱うために考えられたのが「確率」であると説明しました。

5回目(最終回)は7月1日(土)、林坂 弘一郎 教授による「協調フィルタリングによる推薦システム」が開催されます。

  • 深層学習を説明する小川教授

  • 伊藤教授の講義風景

  • ポアソン分布を説明する大角教授

  • ビッグデータを説明する齋藤教授