田中ゼミ「神戸伝統野菜プロジェクト」経過報告
2023.06.21 NEWS
田中ゼミでは、「神戸の伝統野菜保存会」(渡部 啓史 代表、以下:保存会)との連携の下、今や流通量の少なくなった兵庫・神戸の伝統野菜(阪神のオランダトマト、尼いも、鳴尾イチゴなど)の復活・普及を目的とした「神戸伝統野菜プロジェクト」に取り組んでいます。(関連サイト・関連ニュース参照)
今年度(演習IA:3年次生16名)は、A・B・Cの3グループに分かれて、「鳴尾いちご」を用いた焼き菓子などを考案し、それらのマーケティングや販売についても検討しています。そして6月14日(水)、各グループが経過報告を行いました。(鳴尾いちご:明治時代から鳴尾で栽培されていたイチゴ)
Aグループはドライ・イチゴで作った「スノーボール・クッキー」、Bグループは「イチゴのシフォンケーキ」、Cグループはケーキとクッキーを融合した「なるおケッキー」のレシピやビジネス・プランについて、それぞれプレゼンテーションを行いました。渡部代表からは、「各グループのアイデアは、ユニークでオリジナリティが有り、面白い企画だと思いました。保存会としても、商品化や販売の可能性を検討したいと思います」との講評を頂きました。
今後は、保存会が企画・運営している、親子で伝統野菜の種まき、栽培、収穫などを行う「親子農業体験」のサポートにも携わる予定です。田中ゼミでは、一連の活動により、一時は絶滅の危機に瀕した神戸の伝統野菜の復活・普及を通じて、社会や地域に少しでも貢献できればと考えています。