藤原ゼミ生がネスレ日本と大学による共同研究でアクション賞とSDGs賞を受賞しました

2023.03.02 NEWS

昨年7月に始まった共同研究の最終発表会が、1月27日、30日、31日の3日に分けて行われました。7大学から参加した16チームが、ネスレの新しいビジネスのタネや消費者と同社との新しいコミュニケーションのあり方についてのイノベーティブなビジネス・アイデアを発表しました。2月22日、最終発表会の審査結果が発表され、藤原ゼミ3回生9名がアクション賞とSDGs賞の2つを受賞しました。

藤原ゼミ生のアイデアはZ世代をターゲットにしたもので、最終発表会では「コロナ禍で対面での楽しい経験をあまりしていない」、「SDGsは知っているが、気軽に活動に参加できる機会が少ない」といったZ世代が抱える課題を解決でき、同時にZ世代にコーヒーに親しんでもらいたいというネスレの思いの両方が達成できる仕組みを提案しました。

この仕組みを考えるプロセスで、藤原ゼミ生は、大学生がコーヒーを飲まない理由について仮説を立ててアンケート調査で検証。その結果を受けて、大学祭ではチョコレート菓子が当たるくじ付きコーヒーを販売しました。さらに大学祭でも、コーヒーの購入者に対してコーヒーを買った理由や賞味期限が近づいた商品を買うかどうかについてアンケート調査を実施しました。

このような実地体験を伴う数々の取り組みを行ってきた点が評価されてアクション賞を、また世界的な課題となっているフードロスの削減をアイデアに組み込んだ点が評価されて、SDGs賞を受賞しました。

メンバーの1人の松安大稚さんは、「後期はやはり、大学祭に最も時間を費やしました。大学祭でコーヒーを販売する目的は大学生にコーヒーに親しんでもらうことでしたので、まずどのようにすれば多くの人にコーヒーを買ってもらえるのか自分達で試行錯誤しました。メンバーで出し合った意見を実行に移すことが、とても大変でした。しかし結果的に、多くの人にコーヒーを買って頂くことができたので良かったです。この経験は自分一人では何一つできなかったので、メンバー全員に感謝しています。」と話しています。

アンケートの実施と分析を主担当として行った阿部鈴乃さんと安田夏鈴さんの2人は、取り組みを振り返り、「アンケートの質問を考えるのに、時間がかかりました。大学祭が終わってからアンケートの詳しい分析にとりかかりましたが、はじめはどのように分析したら良いのか分からず戸惑いました。先生に教えていただいて分析の仕方がわかってからは、メンバーの間で分析の仕方について教え合いをして、分担して分析を進めることができました。分析した結果のどれが重要なのかをメンバーで検討するのに、一番時間がかかりました」と話しています。

  • アクション賞

  • 発表資料 大学祭でのコーヒー販売の目的

  • 発表資料 大学祭での事後アンケート