藤原ゼミ生が「ネスレ日本」と7大学との共同研究の最終発表会でイノベーション・アイデアを発表しました

2023.02.06 NEWS

藤原ゼミの3年次生9名が、1月27、30、31日の3日間、ネスレ日本と各大学との共同研究のオンラインでの最終発表会に参加しました。

昨年7月から行われているこの共同研究には、本学など7大学から16チームが参加しています。この共同研究で各チームに求められた課題は、ネスレの新しいビジネスのタネや消費者と同社との新しいコミュニケーションのあり方について、イノベーティブ(革新的)なアイデアを出すことです。大学生が参加するビジネス・アイデア・コンテストになっています。

共同研究を進める過程で、学生たちはネスレ日本のさまざまな部門の方から講義を受け、その都度出される課題に取り組んできました。その中でネスレ日本の方が繰り返し言われたのが、顧客が抱える課題は何か、その課題を解決するために企業として何ができるのか、ということでした。ビジネス・アイデアを考えるうえでも常にこの視点から考えるように、ということです。

そこで藤原ゼミではZ世代をターゲットにし、「コロナ禍で対面での楽しい経験をあまりしていない」、「SDGsは知っているが、気軽に活動に参加できる機会が少ない」といったZ世代が抱える課題を解決でき、同時にZ世代にコーヒーに親しんでもらいたいというネスレの思いの両方が達成できる仕組みを提案しました。Z世代とは1996年から2010年代初めに生まれた世代で、幼い頃からスマホやパソコンがあり、それらの扱いに慣れている世代を指します。

7カ月に及んだ共同研究を振り返り、チームリーダーの1人、中野水咲恵さんは「メンバーの数が多かったので、全体を把握して的確に指示していくことが難しかった」と、リーダーとしてメンバーをまとめる難しさを語りました。また石原愛菜さんと川西佑奈さんは、「各自が考えてきたアイデアをみんなで共有し、それをイノベーション・アイデアとして練り上げていくのに苦労しましたが、良い経験ができました」と話しています。

共同研究で競い合ったコンテストの審査結果は、2月中旬ごろに発表される予定です。

  • 発表資料1ページ目

  • 取り組みの目的を発表中

  • イノベーション・アイデアについて発表中

  • メリットについて発表中