経営学部生等が淡路市の政策立案プロジェクトに参加しました

2024.10.04 NEWS

本学の学生と淡路市職員の混成チームによる政策立案プロジェクトの提案会が9月21日、淡路市役所にて開催されました。今回のテーマは、2025年の大阪・関西万博へのインバウンド需要を見込んだ、淡路市-神戸市須磨区を結ぶ海上航路の社会実験(スマアワShip&Cycle)を、より効果的に行うための提案です。経営学部から、荻野亮介さんと三浦璃音さん(両名とも2年次生)が参加しました。(詳しくは関連サイトをご覧下さい)

学生等は、2チーム(市職員を含む)に分かれ、8月から5回にわたる研修会やチーム会議、淡路市内の視察などを経て、まとめ上げた政策提案を、淡路市の市長や副市長、部課長等の前でプレゼンしました。田中康介副学長(経営学部教授)も本学代表、及びコメンテーターとして参加しました。

荻野さんのチームは、淡路島は「車でしか旅行が出来ない」というイメージを取り払うべく、移動コストの削減や市内移動の注意点をまとめた、バスによる観光モデルコースを提案しました。また、更なる改善策として、スマアワの乗船料と施設の入場料、土産物などをセットにした、セット割引を実施することも提案しました。

三浦さんのチームは、スマアワの到着港の一つである岩屋港に焦点を当て、自分たちで実際に岩屋港周辺を歩いて気付いた、トイレや自動販売機の場所、坂道や階段、歩道の狭さや休憩スポットといったインフラ面、安全面などの情報を盛り込んだマップを作成し、更に周辺の店の営業状況や景色、住民の温かさなども地図に掲載し、どのような街なのかを事前に知ることで、より印象深い観光が出来るということを提案しました。

以上のように、学生等(2チーム)は様々な政策を提案しましたが、門(かど)康彦市長は「観光立島を標榜する中、まだまだ整備途上であり、そこに若い人の発想や提案が加わると大変、有り難いです」とコメントしました。

最後に、田中副学長が「学習法として本学が重視しているアクティ・ブラーニングの場を与えて頂いたこと、また本学が大切にしている地元、地域と繫(つな)がる機会を与えて頂いたことに感謝します」と挨拶しました。(アクティ・ブラーニング:学生の能動的な参加を促す学習法)

  • boh boh KOBE号(スマアワShip&Cycle)

  • プレゼンする学生等

  • コメントする門市長

  • 提案会参加メンバー