経営学部の2年次生と3年次生21名が「水で光るLEDライト」作りに挑戦しました

2022.12.22 NEWS

経営学部の松田裕之教授の指導する3年次ゼミナール生16名と、次年度より辻幸恵教授のゼミナールに加入することが決まっている2年次生5名が、12月21日にKPCのB号館308教室で安積濾紙株式会社営業部部長の白石松太郎(しらいし・しょうたろう)様と同社品質保証部部長の北野博喜(きたの・ひろのぶ)様から、「水で光るLEDライト作り」の講習を受けました。北野様は本学法学部の卒業生で、「いま我が社には、神戸学院大学出身者が自分を入れて3名(法学部2名、経済学部1名)います」と紹介されました。

安積濾紙は、大阪市東淀川区に本社を置く、大正8(1919)年創業の「100年企業」です。現在は、新型コロナ等の体外検査キット用濾紙や人工鼻用加湿フィルター、揚げ油の色や臭いを除去する機能性濾紙を製造し、人々の健康的な生活や安心安全な食品確保、そしてSDGsの推進に貢献し、「水素貯蔵シート」や「微生物燃料電池用シート」といった新たなエネルギー利用にむけた最先端技術の開発にも取り組んでいます。

今回は若い人たちにこうした事業への理解を深めてもらう活動の一環として、白石様と北野様が、同社製の電極用の活性炭濾紙とセパレーター用濾紙に使用し、マグネシウムリボン、銅板を重ねて金属空気電池を作り、この電池にLEDをつなげて、水で発光するカラフルなミニライトの作り方を、学生たちに教えて下さいました。

白石様お手製専用キットを配られた学生たちは、モニターの映像で作り方の説明を受けながら、まずは一番簡単な5mmサイズLEDのライト作りを習い、要領をつかむと、クリスマスツリー、キャンドル、小動物等を模ったライトを各自で製作。ひとりで数個製作して、お互いに光り方の違いを楽しみました。また、最後にはUVレジンと星型によるオリジナルライト作りも見学しました。

今後は、松田ゼミナールと辻ゼミナールで、兵庫県立兵庫津ミュージアムや神戸マルイで、近隣の若い年代層の家族や小学生を対象とした「LEDライト作り」教室を企画・運営することも検討しています。

  • 水で光るLEDライト作りの講習(左が白石様、右が北野様)

  • 細かい作業に取り組む

  • 製作したライトの光を互いに確認

  • 白石様からレジン型の作り方の説明を受ける学生たち

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