藤原ゼミ生が、ネスレ日本と近隣大学の共同研究プロジェクトに参加しました
藤原ゼミ生の3年次生11名が、ネスレ日本と近隣大学の共同研究プロジェクトに参加しました。今回のテーマは“INNOBABY Awards 2020”。これは将来のネスレの新しいビジネスに繋がるようなイノベーティブなアイデアを学生が考えて発表するというビジネスアイデアコンテストです。アイデアやコンセプトを出すだけでなく、アンケートを実施したり商品のレプリカを作成するなどして、実際のビジネスとして実践するためには何が必要かを考え、小さなスケールでも実地体験を伴うことが必要とされました。
今回参加したのは5大学14チームで、9月から1月までの実施期間中の集まりや発表はすべてリモートで行われました。藤原ゼミからは2チームが参加し、両チームともZ世代に着目したアイデアを考えました。Z世代とは、生まれたときからインターネットやスマホが身近にあるという若者世代のことを指します。
稲村和俊さんがリーダーを務めたチームは、同社の人気商品キットカットとSNSを使ってネスレ日本が経営するカフェ「ネスカフェ」のZ世代による利用を増やすというアイデアを考えました。SNSへの動画の投稿、その閲覧数をもとに実際に店舗に行ってコーヒーを購入する人数や売上を試算し、全国規模にビジネスを展開した場合にどれぐらいの売上を得られるのかをシミュレーションし発表しました。
佐々木大成さんがリーダーを務めたチームは、同社の高級路線のキットカット ショコラトリーをZ世代に広めるための商品開発を行いました。考案した商品のレプリカを作成し、その写真をもとにして大学生へのアンケートを実施。回答を分析して利益を確保しつつ顧客が買ってくれる価格を設定するとともに、このアイデアをビジネスとして実践した場合にどれぐらいの売上になるのかを試算し、発表しました。
稲村和俊さんのチームは自分たちの属するZ世代の特徴を捉えて積極的にアクションをとれたこと、今回のテーマを代表するような内容であったことが評価され、特別賞のGeneration Z賞(Z世代賞)を受賞しました。
リーダーを務めた2人は、「アイデアを考えて終わりでなく、それをビジネスとして行った場合にどうなるのかを考えるのが大変だった。良い経験ができました」や「2チームだったからこそ切磋琢磨できた」と語っています。