辻ゼミが神戸マルイで「若者のトレンドがわかる研究パネル展」を行いました
広報委員 大角 盛広
8月20日(木)から27日(木)までの8日間にわたって、神戸マルイ3階イベントスペースで「2020若者のトレンドがわかる研究パネル展」が、辻幸恵ゼミナールによって開催されました。
これは、学生が参加予定だった日本繊維製品消費科学会がコロナ禍で中止となったため、学会発表とはまた違った形で若者の関心事と研究成果を世に問うために実施されたもので、神戸マルイ様のご協力で実現いたしました。
タイトルの通り、研究テーマは「若者がよく飲む飲料」「若者は革靴を履く?」「ヘアサロンを選ぶ基準は?」「ハンドメイド商品って何が重要?」「フェアトレードのファッションって?」「若者の好きなパンツは?」「古着に対する意識は?」など、大学生の身の丈にあった身近なものばかりです。大人たちから見れば「今の若い人って?」「一体若者は何に興味がある?」「若者は何がほしい?」など、わからないことも多いと思いますが、このパネル展を通して若者なりのこだわりや楽しみ方を感じ取ってもらえたのではないでしょうか。
また、経営学部紹介の意味で、経営・商学コースの田中康介ゼミによる「神戸伝統野菜プロジェクト」など5つのプロジェクト、藤原由紀子ゼミの「ネスレ日本(株)と近隣3大学の共同研究プロジェクト」、島永嵩子ゼミによる神戸新聞社主催の「課題解決ラボ」への参加と審査員特別賞の受賞、松田裕之ゼミの地元老舗の企業訪問など、辻ゼミ以外のアクティブラーニングの様子を紹介したパネルも展示しました。経営学部ではこのように、アクティブラーニングを通じて様々な商品開発をしたり、企業とのコラボや他大学との競争など、活発に外部とのかかわりを実践しています。大学の学舎内だけが学びの場ではないのです。
添付の写真では研究発表のパネルしか見えていませんが、奥には神戸をイメージできる市販バッグやフェアトレードのブラウスやスカートの展示があり、本学マスコットキャラクターのマナビーくんも応援に駆けつけてくれ、ファッションフロアの一角に大学らしい遊び心と知的な好奇心の交わる雰囲気を出せていたのではないかと思います。来訪者のうちアンケートに答えていただいた200名弱の方々からは好意的なご意見・ご感想をいただき関係者一同感謝しております。
現在、コロナ禍のため以前とは異なった授業形態を強いられていますが、現状を受け止めて次の生活へ、次の研究へ、次の発見へ、つないでいけるように、辻幸恵教授をはじめ経営学部の各教員は学生とともに社会貢献を目指します。