経営学部生の保護者の皆様へ(経営学部長 松田 裕之)
新学年度も早1カ月が過ぎようとしています。「自粛」という先の見えない戦いが続くなか、保護者の皆様にはご子息ご息女の将来を思わぬ日はないことと推察申し上げます。
すでに新入生、在学生、厳しい就職戦線に臨む4回生に向けては、経営学部長としてメッセージとエールを送って参りましたが、ようやくにして皆様にメッセージを発することが叶いました。
改めまして、発信がかくも遅くなったことを心よりお詫び申し上げます。このたび本学でも「オンライン授業の実施に伴う特別教学金(給付)」をはじめとする緊急支援措置(4月28日付本学HP「NEWS」学費・授業料に関する支援制度のご案内参照)がとられることとなり、お子様の未来に多大な投資をされている経営学部生の保護者の皆様には遅ればせながらのご挨拶を申し上げる次第です。
本年度前期につきましては、ご承知のように、5/11より遠隔(オンライン)方式による授業が開始されます。これは何よりも学生の安全を守ると同時に、当の学生並びに保護者の皆様にひとかたならぬご苦労とご負担を強いる苦渋の対応であります。
すでにニュース等をつうじて、幾つかの大学で遠隔授業の難しさや問題点が浮き彫りになっていることをご存じかもしれませんが、遠隔授業の実施は従来「対面式」を授業の主流としてきた我が国教育機関にとっては大きな試練であり、容易ならざる挑戦であることに違いはございません。
また同様に、あるいは教育に携わる我々以上に、「対面式」を当然として学んできた学生たちには大きな試練であり、それに対峙して抱く不安は計り知れないものがあるでしょう。そして、彼ら彼女らを見守る保護者の皆様にとっても・・・。
しかし、この試練の先にしか未来はない。経営学部には経営情報科学コースが置かれており、ICTに精通した教員も多数在職していることから、現在、彼らを中心として遠隔授業においても「学び」の質がきちんと保証できる体制作りを急ピッチで進めております。
立場は違えども、乗り越えねばならない試練と向き合っていることは同じです。私たちは学生を、学生を見守る保護者の皆様を、そして自分たちを信じて、試練の克服に必要なあらゆる手段をとる(by any means necessary)つもりです。
経済情勢の悪化が深刻の度を深め、家計を圧迫していることは重々承知のうえで、保護者の皆様には経営学部へのご理解とご協力を切にお願い申し上げる次第です。