FDワークショップが開催されました。
本学2019年度FDワークショップが、9月13日(金)13:00~ポートアイランド第1キャンパス(A号館6階:大会議室)にて開催されました。
FD(Faculty Development)とは、「大学教員の教育能力を高めるための実践的方法」の事であり、大学の授業改革のための組織的な取り組みを意味します。今回、経営学部からは、田中学部長、小澤准教授(FD委員)、千田准教授、藤原准教授(共に教務委員)、及び2名の学生が参加しました。
この日のワークショップは3部構成で、第1部では「学生との対話を通して見えてくるもの」というテーマでシンポジウムが開催され、そこでは全学部(10学部)の教員が、各学部の「面白い授業、特徴的な授業」について、また参加学生は、自分が思う所属学部の特徴について、それぞれ説明しました。
第2部(ワークショップ①)では、まず「シラバスと授業の動機付け」という標題で、講師の川内 亜希子 特任講師(本学FD・IR担当)が、学生のモティベーションを促進する様なシラバス(授業計画)の作成方法について講義を行いました。次に、グループ(学生と教員の混合;5~6人1組;10グループ)に分かれ、スタディ・スキル(学習するための基礎的能力)の習得を目的とした授業、そして学生が受けたくなる様な授業のシラバスを、学生と教員が共同で作成するワークを行いました。(学生の参加は第2部まで)
第3部(ワークショップ②)では、教員のみ10グループ(1グループ4~5人)に分かれ、「ティーチング・ポートフォリオ」を作成するためのワークを行いました。
ティーチング・ポートフォリオとは、「教員が、自らの教育活動について振り返り、自らの言葉で記し、様々なエビデンス(根拠)によって、これらの記述を裏付けた教育業績についての厳選された記録」であり、その作成プロセス自体が教育(教員)の質の向上、教員間の理解促進・情報共有・教育経験の伝承その他、多くのメリットが有ると言われています。
そして最後に、川内講師がワークショップ全体を総括し、17:00に全プログラムを終了しました。