「日本経営システム学会」全国発表大会が開催されました。

2019.11.11 NEWS

第63回「日本経営システム学会」全国発表大会が、11月9日(土)と10日(日)の両日、ポートアイランド第1キャンパス(KPC1)B号館で開催されました。

「日本経営システム学会」は、「経営を工学、情報、社会科学の横断的視点からデザインする」というキャッチフレーズを表明し、グローバルな視野を持って経営システム分野の研究を進めるために結成された研究者組織です。

今回は、「価値の創造と経営システム」という統一論題の下、特別講演や基調講演、そして当学会では過去最多の研究発表が行われました。

特別講演では、株式会社神明ホールディングス代表取締役社長、藤尾 益雄氏が「神明グループの挑戦~食のバリューチェーンの構築に向けて~」というテーマで、高齢化による「少食化」、単独世帯の増加による「個食化」、共働きの増加による「簡便化」といったマーケット・ニーズの変化に対応すべく、本業の川中(精米卸売り等)から川下(リテール・外食等)、延いては川上(農産分野)まで、効率的かつ効果的なバリューチェーン(価値連鎖)を構築する事業経営について、豊富な事例を用いて解説されました。

研究発表では、本学(経営学部)からは、島永 嵩子 准教授が「中元文化をめぐる言説の変容-新聞記事のテキストマイニングを通じて-」というテーマで、日本の「中元」文化に関する言説が、どのようにメディアで解釈され正当化されていくのか(テキストマイニングの手法を用いて)、その意味構造や変化のプロセスに関する研究発表を行いました。

  • 受付風景

  • 特別講演(藤尾氏:株式会社神明ホールディングス)

  • 研究発表(島永 准教授)