吉田康久ゼミ(3年)がキリンビール神戸工場を学習確認のため見学しました
2025.12.16 NEWS
2025年10月22日(水)に、吉田康久ゼミ(3年生:演習IB)が、日頃の学習成果を確認・認識するために、キリンビール神戸工場の見学を実施しました。ビールの製造は、複雑でかつ多くの製造工程を経ることで出来上がります。従って、工程管理による原価管理が必須となります。また工程管理では、部門別ならびに製品別の管理も必要になります。製造原価は、原材料から製造に携わる人員給与や経費が発生します。原価管理では、それらを材料費・労務費・経費という原価要素ごとに分類・集計し、管理対象とします。
製造工程を簡単に分解すると、以下のような工程から構成されます。
(1) 精麦工程:「麦」を「麦芽(モルト)」にして原材料にする工程。
(2) ミリング:「麦芽(モルト)」を細かく粉砕する工程
(3) 仕込み:「麦芽(モルト)」からビールのもとになる「麦汁」を作る工程。
(4) 醸造(発酵):発酵タンクに酵母を加えてアルコールを分解生成する工程
(5) 貯酒(熟成):熟成させて味を調える工程。
(6) 詰口(充填):完成したビールを缶や瓶、樽に詰める工程。
キリンビール神戸工場は、敷地が広く製造現場は大規模なので、見ていて圧巻されます。工場見学は、ビールの社会的重要性が感じさせてくれます。日常において、多くの人々が、ビールを好み飲んでいる様を想像すればなおさらです。ゼミ生一同は、工場見学を経験して経営学的な知見を少なからず得たようです。
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醸造工程の見学
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ボトリング工程の見学
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三田駅と工場のシャトルバス
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工場入口でのゼミ生集合