松田教授と経営学部生14名が登録有形文化財で公開ゼミナールを開催!!

2024.03.26 NEWS

2024年3月22日(金)、松田裕之教授と経営学部生14名(辻ゼミ3回生3名、松田ゼミ3回生1名、1回生10名)が、97年の歴史を持つ国有形登録文化財「岡方倶楽部」(神戸市兵庫区本町2丁目)3階ホールで、『特産品は兵庫が支えた?!~ゆるい仲間の手堅い商い~』と題する公開ゼミナールを開催しました。

岡方倶楽部は、昭和2(1927年)年に旧兵庫津(現・神戸市兵庫区港湾域)で商売を営む人びとの篤志で建てられたルネサンス様式の傑作建築で、大正浪漫を隅々まで感じることができます。2025年に神戸市歴史公文書館(現・神戸市文書館)が同倶楽部の隣接地に新築されるのにともない、岡方倶楽部も改修工事に入ります。

そこで、3月20日~24日の5日間、(一社)よみがえる兵庫津連絡協議会と兵庫津日本遺産の会が、小説家・建築史家・大学教授・学芸員・産業遺産コーディネーター、そして地元の商売人諸氏を糾合し、兵庫津のこれまでとこれからを語り尽くすイベントを挙行しました。松田教授と経営学部生による公開ゼミナールも、兵庫津連絡協議会会長・高田誠司氏(協和商事株式会社代表取締役)のお声掛けで実現したものです。

松田教授は、兵庫津が現在でも有名な各地の特産品の誕生に大きな役割を果たしたことを、江戸時代の海上交易の発展に焦点をあて、学生とのやりとりをつうじて、わかりやすく解説しました。会場は入口近くまで席が埋まり盛況でした。松田先生の冗談や学生へのツッコミに、会場からは笑いも起こり、アットホームな雰囲気でした。また、受講した学生たちは「江戸時代のイメージが変わった」・「特産品で町おこしをしようとするのは、今も昔も同じだと知った」・「兵庫津という場所が特別な場所だと知り、じっくりと散策したくなった」等、それぞれに前向きな感想を持っておりました。また「日本史は高校生の時に習ったけれども、生き生きとした生活感が漂う本日の講演は、歴史が今につながっていることを教えてくれた」と感動した学生もいました。公開ゼミナールは始終、和やかな雰囲気の中で終了致しました。

  • ゼミナールの風景

  • ゼミナールの風景

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