大阪企業家ミュージアムで松田ゼミ3年次生が就職活動の事前研修

2023.12.16 NEWS

12月16日(土)、松田ゼミ(演習IB)の3年次生14名が、大阪市中央区本町の大阪企業ミュージアム(大阪商工会議所運営)で、就職活動に向けた事前研修を受けました。

まず、大阪商工会議所(人材開発部大阪企業家ミュージアム担当主幹)の上野尚子氏が「企業家に必要な志・変化・先見性・挑戦・創意・自助・意思を、これから社会に出る皆さんも、ぜひ共有してほしい」とアドバイス。続いて、具体例として、明治維新期の関西経済の近代化をリードした五代友厚、住友グループの基礎を築いた広瀬宰平、パナソニック株式会社・パナソニック電工株式会社の創業者として日本の電化ブームを牽引した松下幸之助をとりあげ、事業遂行にとって「初志」がいかに大切かを簡潔に説明されました。

松下の「失敗の多くは、成功するまでにあきらめてしまうところに、原因があるように思われる。最後の最後まで、あきらめてはいけないのである」という言葉は、就活に臨む学生の心に響いたようです。

上野氏の講演に続いて『大阪の企業家精神のルーツ』という映像を観た後、ゼミ生たちは二つのグループに分かれ、ボランティア・ガイドの奥平昴郎氏と井上勝夫氏から、館内に展示されている企業家たちと彼らが世に送った製品やサービスに関する興味深いエピソードを聞きました。

最後に、ゼミ担当の松田裕之教授が「企業の初志である創業理念を理解し、これに共感しているかどうかは、企業が学生に最も問いたいポイントです。創業理念に反する行為を行なえば、その企業は必ず信頼を失います」と総括して研修を終えました。就職活動を目前に控えたゼミ生たちには、貴重な教訓と大きな刺激を得た研修でした。

  • 上野尚子氏の講義に耳を傾けるゼミ生

  • 「志」を中心とする7つの企業家精神

  • 奥平昴郎氏の解説を聞くゼミ生

  • 井上勝夫氏の解説を聞くゼミ生