辻ゼミでヒューマンインターフェースシステム取締役・米崎寛太氏による講演会を行いました
2021.12.11 NEWS
辻ゼミでは、(株)ヒューマンインターフェースシステム取締役、米崎寛太(よねざきかんた)さんを12月8日水曜日2時間目、演習IB(3回生)にお招きしました。
米崎さんは「卸という仕事について:売れる商品とは何か」と題して、学生たちに2つのお話をしてくださいました。ひとつは自らが携わっている卸の業務について、もうひとつは仕事をする時の考え方です。お話の後、学生たちからの質問も多く、活発な議論になりました。
たとえば「就職活動において「軸」を決めてのぞんだ方がよいと言われていますが、具体的に米崎さんならば仕事をする時の「軸」をどのように考えていますか」という質問に対しては、「必ずしも「軸」にこだわることはないと思う」と回答されました。
「就活という経験を積んでいくと、途中で「軸」が変わることがあるが、大事なことは自分が納得できるかどうか、であってどのような条件を提示されても納得できないことがあると思う、と続けられました。自分をごまかさないことが大事ともお話くださいました。
また「人間関係を構築するためにどのようにされているのか」という質問に対しては「ピエロになる」と回答されました。「サーカスで誰もを笑顔にできるのはピエロである。ピエロはバカではできない。人に愛されるキャラクターは大きな声でしっかり話し、元気に挨拶をする。憎めない人間になる一歩はピエロになれるかどうかだ」とお話下さいました。
最後にビジョンを持ち、ゴールを定めたら、そこから逆算して今は何をすべきかを考えてほしいと締めくくられました。
学生たちにとっては一回り年上の若い経営者の話を聞くことができ、「仕事」というものを見直すきっかけにもなりました。
これから就職活動をはじめる学生たちにとって、貴重な時間になったと思います。