経営学部の学生が「森茂樹物語」感想文コンテストで表彰されました
12月の「自校の歴史から学ぶ月間」に実施した「森茂樹物語」感想文コンテストの優秀作品が決まり、ポートアイランド第1キャンパスA号館5階応接室で1月19日に表彰式がありました。
森博士(1893~1971)は神戸学院大学の創設者で、初代学長を務めました。その波乱に満ちた生涯を詳しくまとめた「森茂樹物語」が本学ホームページに掲載されています。コンテストは学内の「ブランド力醸成ワーキンググループ」(座長・辻幸恵学長補佐)が本学学部生・大学院生を対象に実施しました。審査の結果、大賞には酒見元喜さん(経営学部2年次生)の「愛すべきロマンチスト」、特別賞には山下主馬さん(法学部2年次生)の「熱意に溢(あふ)れる男・森茂樹」が選ばれました。2人には津田裕子副学長から表彰状、辻学長補佐から副賞の図書カードが贈られました。
酒見さんは「辻先生(学長補佐)に薦められて応募しました。感想文にも書きましたが、創設後初の入学式(1966年4月)での式辞に重みを感じました」と語りました。「徳、真理、愛の人間性を育てることと真理愛好の精神を昂揚することが、文化発展の根源である」と式辞の一節を引用し、「感嘆した」と綴りました。さらに森博士と母(校祖・森わさ)の関係の深さに触れ、酒見さんも昨年夏に母を亡くし、学ぶ意欲さえ失っていたことから、「森茂樹の人生は自分自身を見つめ直すきっかけになった」と書き、「物語」に大きな影響を受けたことが窺えます。
山下さんは「学内情報サービスでコンテストの実施を知り、物語を読んでみると面白いので応募しました。苦労して大学を設立し、教育の理想を広めようという姿が格好良かったです」と話しました。「夢を見るだけでなく夢を実現させる努力を惜しむことなく、また、大学での学びを社会で遺憾なく発揮できるよう、引き続き勉学に励みたい」と自分自身の問題と捉えて感想文をまとめました。
この後、2人は津田副学長、辻学長補佐とコンテストや最近の学生生活を話題に懇談しました。