新入生・在学生の皆様へ(学部長からのメッセージ)
新入生・在学生の皆様へ
経営学部長 松田裕之
みなさん、お元気ですか。松田です。
4月2日の学生証交付に来学された新入生の方々には、簡単なご挨拶をさせていただきましたが、在学生のみなさんには本当に久しぶりのコンタクトになります。私語に対して怒鳴りまくっていたことが懐かしく思い起こされます。
さて、いま様々な情報が各種メディアで飛び交い、そのなかで頭が混乱して思考停止、不安だけが募っていく・・・これが日本全土を覆う、まがうかたなき状況ではないでしょうか。そのなかで、ひとつの確たる事実、それは誰もいまの事態を過去に経験したことがない、ということ。
あのね、人の脳の機能自体は、じつはさほど進化していないらしいですよ。でも、人間は高度な文明を発展させてきましたよね。自分で制御できないものまで開発しちゃってるけど・・・。良しにつけ悪しきにつけ、それは経験知を営々と蓄積してきたお陰なんです。まあ、その意味で言うと、私たちはいま未知の危難に直面し、新たな経験知を獲得しようとしているわけです。
ウイルスはそれを克服した者に新たな力をもたらす。いまみなさんが抱く不安はその力を獲得するための試練であり、同時に未来に向けての大いなる機会です。大学生という立場でそれに対峙できることの意味を自分なりに受けとめ、自分の未来に活かすにはどうすればいいのか、精一杯考えてください。そして、生命をつなぐ意志を持ち、あらゆる努力を惜しまないでください。
いま経営学部では教職員一丸となり、5月11日からのオンライン授業開始に向けた体制を懸命に整えています、何が可能で、何が有効なのか・・・非常事態下での「学び」の提供に必要な手段を日夜模索しております。みなさんが安心して授業に臨める体制を用意できるよう取り組むことで、新たな経験知を蓄えているわけです。
みなさんも5月11日に元気にパソコンやスマホで本学初のオンライン授業を受けられるよう、生命と健康を維持するための知恵を絞ってください。経験知を蓄えるんです。そして、ウイルスの脅威が克服できたとき、ともに新たな力を獲得した者同士、対面授業で向き合いましょう!!
そのときは最初の5分間を私語タイムにし、5分経過したところで雷を落としたいと思います。楽しみにしています、心から・・・。
また、私か他の先生がいろいろと発信していきますので、よろしく!!