「実務教育」の意見発表会が開催されました。
2019.09.10 NEWS
全国大学実務教育協会(一般財団法人)主催で、「大学教育と実務家教員の役割について」というテーマの下、産学官の意見発表会が9月9日(月)、東京ガーデンパレス(東京都文京区湯島)で開催されました。
高等教育の改革が進行する中で、近年とみに、産業界・官公庁等の特定分野で豊富な経験を積んだ専門家を新たに大学に迎え入れ、実践的な職業教育を実施する、いわゆる「実務家教員」が重視される様になっています。その様な状況下、今回の意見発表会は、様々な対応を求められている大学の実情を理解するため、特別企画として開催され、本学からは、田中康介 経営学部長が参加しました。
当日は、上記テーマの下、大学基準協会 特別顧問による基調講演や、企業のトップ・文部科学省(大学改革)の担当者・大学の学長等による意見発表会及びパネルディスカッションが実施されました。
その中で、文部科学省からは、「実務家教員」とは「専攻分野における概ね5年以上の実務の経験を有し、かつ高度の実務の能力を有する者」で(専門職大学院に関し必要な事項について定める件(平成15年3月31日 文部科学省告示 第53号)他より)、そして大学教育において、実務家教員に期待される事は、自らの実務経験を普遍化し、学生自身が学び取る事が可能なものとする事、社会のニーズと大学教育の不一致を解消する事、自身の経験を踏まえながら、社会における多様なキャリアパスを示す事、という意見が出されました。
経営学部では既に、豊富な実務経験を有する教員(実務家教員)もおり、また実務家(現役ビジネスマン等)による講演・講義等も実施しています。