産官学連携「楽農アカデミー」開講

2023.06.10 NEWS

新規就農促進のために神戸市が創設した「神戸ネクストファーマー制度」を活用して、新たな農業者を育てる「楽農アカデミー」が開講しました。これまで、農業に参入するためには、研修機関等で1年以上の農業研修に専念しなければなりませんでしたが、本制度により、働きながらでも、可能な短時間の農業研修(100時間程度)を受ける事で、神戸市内の小規模な農地を借りる事が出来るようになりました。

本学とJA兵庫六甲、神戸市が産官学連携プログラムとして企画しました。後継者不足で世代交代が進まず、高齢化が進んでいるのが農家や農業が抱える全国的な課題です。その解決に向けて、将来の新規就農者を獲得し、遊休農地の拡大に歯止めを掛ける事を目指しています。

「楽農アカデミー」のプログラムは、農作物栽培の基礎から販売方法までのノウハウを持つJA兵庫六甲、現代社会学部・経営学部・栄養学部を擁する本学、行政施策で農家を支援する神戸市、それぞれの強みを生かして準備されています。

開講式が5月13日(土)、本学の有瀬キャンパスで行われ、その日から、講義や実習も始まりました。実習は、神戸市西区伊川谷町の「井吹南営農組合」管理の圃場で行われ、この日は、野菜を定植しました。(詳しくは関連サイトをご覧下さい)

後期には、経営学部の教員による、マーケティングやブランディングに関する講義が行われる予定です。

  • 農政担当局長(神戸市)の挨拶

  • 受講生代表の挨拶

  • 実習風景

  • 講義風景