KBCをふりかえって【KBC Vol.3】(柳ゼミ)

2017.12.12 NEWS

11月23日(木・祝)に開催された、神戸学院ベースボール・クリニックについて、学生からの寄稿です。

KBCをふりかえって(KBC Vol.3)

経営学部の柳ゼミ4年次生は、昨年、雨天により開催できなかった野球教室「KBC(Kobegakuin Baseball Clinic)」を、今年は学生チャレンジプロジェクトに採用されたうえで実現させました。

私は昨年開催できなかったのは不幸ではなく、幸運だったのかもしれないと思いました。なぜなら、昨年第1回KBCを企画した際は、今になって振り返ってみると、ゼミ内で意識が統一できていないまま、当日を迎えようとしていたからです。

今年の4月、「学生チャレンジプロジェクトに応募し、開催できなかったKBCを実現させたい」と弓張くん(柳ゼミ4年次生)から聞いたときは、「卒論もあるし、正直やりたくないな」というのが私の本音でした。

しかし、私は2年間柳ゼミに所属しているにも関わらず、ゼミのメンバーと企画したものを最後まで成し遂げたことがなかったので、このKBCが最後のチャンスだと思い、サポート役として取り組むことを決めました。

学生チャレンジプロジェクトの選考会では、昨年考えていた「野球教室」というシンプルな内容だけでなく、これから大学や硬式野球部が地域とより良い関係を築いていくために必要な企画であることをゼミ生が周到な準備をして伝え、当選することができました。

当選後、休日に西区の小学校を回って参加チームを募集したり、ヴィッセル神戸の選手から教室を開催するにあたってのアドバイスをいただいたりして準備を進めてきました。

そして前日にはゼミ生で予行演習をし、円陣を組み、全員のモチベーションが上がった状態で当日を迎えました。

前日に雨が降り、当日はグランド状況が悪く、計画していた通りには行えませんでしたが、私は「野球を楽しむ」という野球教室のコンセプトのもと、進行役として子ども達を「楽しませる」ことに力を注ぎました。

子ども達から「楽しかった」、「また参加したい」と言ってもらえたのは、3年次生も含めた柳ゼミ・硬式野球部の全員がこうしたコンセプトを共有し、力を発揮できたからだと思います。

第1回KBCは無事終えることができましたが、今回のプロジェクトの目的は「地域とのつながり」を築く契機にすることであり、たった1回開催しただけでは意味がありません。

今後は硬式野球部が主体となって、来年以降も取り組んでいけるよう、柳ゼミ一丸となって『野球教室マニュアル』の作成に尽力したいと思います。

来年も再来年も魅力のある野球教室へと成長することを願って―

経営学部4年次生、KBC司会・進行役 幣守裕之

  • 子どもたちを指導する硬式野球部副主将の松原尚吾君(経営学部3年次生)

  • 非常に盛り上がったグループ対抗のベースランニング競争

  • 元気な声がけで子どもに指導する硬式野球部コーチの青山さん