『ビジネスCキューブ2018』「兵庫の鉄道Vol.3」取材(その2)

2018.05.30 NEWS

『ビジネスCキューブ2018』の取材を続けています。前回の神戸駅に引き続き、JR神戸線住吉-六甲道間にある「石屋川トンネル跡」を訪ねました。

阪神間鉄道では、日本の鉄道で初めてというものがあります。それは鉄道トンネルです。大阪-神戸間には、3つの天井川(川が運ぶ土砂が堆積して、周りの平地よりも河床が高い川のことです)があります。神戸方から石屋川、住吉川、芦屋川です。

このうち、最初に着工した石屋川トンネルが、日本で初めての鉄道トンネルです。

昭和54年の六甲道駅付近高架化工事によって、現在はJRの方が石屋川の上を越える形になっていますが、石屋川には、かつてそこに日本初のトンネルがあったことを示す記念碑が建っています。

  • 竣工直後の石屋川トンネルです。このトンネルの上を石屋川が流れていました。(京都鉄道博物館展示パネル)

  • 石屋川左岸(大阪寄り)の川岸にある公園内に立っている記念碑です。工事の様子など石屋川トンネルに関することが写真とともに書かれています。

  • かつての石屋川トンネル入口付近に立つ石柱です。